オールガールズクラシックとは?選考基準・賞金・売上など全て

オールガールズクラシックとは?選考基準&賞金・売上・勝ち上がりなど

オールガールズクラシック元年。表彰台の真ん中に立ったのは佐藤水菜。パリオリンピックに出場し、世界女王となったガールズ最強の選手が、初代女王に。

女子選手のみが集う「オールガールズクラシック」。

トップ選手が激突するGIレースの選考基準や番組表、賞金・売上の推移や勝ち上がり制度などを解説します。

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オールガールズクラシックとは?

オールガールズクラシック」は、2022年まで開催されていた「ガールズケイリンコレクション」「ガールズケイリンフェスティバル」を解体し、新たなグレード体系を作ることを目的として創設されたGIレースの1つ。

レース名
2023年~オールガールズクラシック
~2022年ガールズケイリンコレクション

2022年まで女子の特別競走として、年度内に3回(5月・8月・3月)開催されていたガールズケイリンコレクション。

毎年7月に開催されていたガールズケイリンフェスティバルと合わせて、2023年からそれぞれのレースをGIに昇格。

コレクション(5月)

オールガールズクラシック(5月)

フェスティバル(7月)

パールカップ(6月)

コレクション(8月)

女子オールスター競輪(8月)

コレクション(3月)

女子競輪祭(11月)

オールガールズクラシックは、毎年5月に開催されていたガールズケイリンコレクションを引き継ぐ形に。

日本選手権競輪に該当するGIレース

オールガールズクラシックは名前の通り、年4回開催されるGIレースのなかで、最も格式の高いレース。

クラシックとは

ラテン語の「クラス」に由来となる言葉で、『最高クラス』・『一流』という意味を含む。

男子競輪の「日本選手権競輪」にあたる位置づけになっており、”最強女子”の称号と高額な賞金を獲得できます。

出場選手の選考基準

オールガールズクラシックでは、開催に参加するための選考基準とシードレースであるティアラカップへの選考基準が存在。それぞれの選考基準について解説します。

オールガールズクラシック

オールガールズクラシックに出場するための前提条件は以下の通り。

  • 開催時にL級に所属
  • 2024年2月~2025年1月の出走回数48回以上

上記を満たす選手が、以下の選考基準に沿って選出されます。

前年のガールズグランプリ3位以内

前年のガールズグランプリ3位以内の選手には、優先出走権を付与。

  1. 石井寛子
  2. 佐藤水菜
  3. 尾崎睦
パリオリンピック代表

パリオリンピック自転車競技トラック種目代表選手には、優先出走権を付与。

  • 佐藤水菜
  • 太田りゆ
  • 内野艶和

佐藤水菜は、ガールズグランプリ2位のため、出場権は獲得済。

JCFトラック強化指定選手(A)

選考期間の平均競走得点が上位20位以内、かつ4か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属。

対象選手は佐藤水菜。前年ガールズグランプリの成績により、出場権は獲得済。

賞金獲得額上位者

1~3を除く、2024年2月~2025年1月の賞金獲得額上位者。上位42名に達するまで選出、また補欠3名が選出されます。

オールガールズクラシックには、選考除外基準が別途設けられ、選考基準を満たす選手でも出場できない場合が…

選考除外基準
  • あっせん保留中の選手
  • あっせん停止中の選手
  • 2024年8月~2025年1月の欠場回数2回以上
  • 2024年8月~2025年1月の失格回数2回以上

ティアラカップ

ティアラカップは、オールガールズクラシックの初日に行われる特別競走。出場した選手は、着順に関わらず準決勝戦に出場できるシードレースです。

前年のガールズグランプリ3位以内

石井寛子・佐藤水菜・尾崎睦の3人が出場権を獲得。

賞金獲得額上位者

2024年2月~2025年1月の賞金獲得額上位者。ガールズグランプリ3着以内に入った選手を除き、上位7名までの出場権を付与。

  1. 石井寛子
  2. 尾崎睦
  3. 佐藤水菜
  4. 坂口楓華
  5. 尾方真生
  6. 石井貴子
  7. 吉川美穂

上記は2025年のティアラカップ選考選手。

選考除外基準については、本戦への出場規定と同じだ

プログラム(番組表)

オールガールズクラシックとは?「プログラム(番組表)」

オールガールズクラシックは3日間開催。

1日目
  • ティアラカップ
  • ガールズ予選
2日目
  • 準決勝
  • 選抜
3日目
  • 決勝
  • 特選
  • 選抜

プログラム(番組表)は上記の通り。

決勝戦(3日目)
  • 準決勝2着以内
  • 準決勝3着から1名
ガールズ特選(3日目)
  • 準決勝3着から2名
  • 準決勝4~6着
  • ガールズ選抜1着
ガールズ選抜(3日目)
  • 準決勝7着
  • ガールズ選抜2着以下
準決勝(2日目)
  • ティアラカップ出場選手
  • ガールズ予選2着以内
  • ガールズ予選3着から4名
ガールズ選抜(2日目)
  • ガールズ予選3着から1名
  • ガールズ予選4着以下

オールガールズクラシックの勝ち上がり条件は上記の通り。

決勝進出するためには、準決勝進出が必須。準決勝に出場するためには、ガールズ予選3着以内が必須。1走たりとも凡走が出来ない番組表に。

優勝賞金と2着以下の賞金

オールガールズクラシックとは?「優勝賞金は700万円超え」
賞金(副賞込)
1着9,000,000円
2着3,236,000円
3着1,841,000円
4着1,005,000円
5着774,000円
6着704,000円
7着669,000円

上記は、オールガールズクラシックの優勝賞金と2着以下の賞金。

オールガールズクラシックの優勝賞金は、700万円(本賞金)+200万円(副賞)。

ガールズのGIレースのなかでは、最も高額な設定で、賞金額も断トツ。

ガールズGIレースの優勝賞金
  • オールガールズクラシック 900万円(副賞込)
  • パールカップ 540万円(副賞込)
  • 女子オールスター競輪 310万円(副賞込)
  • 女子競輪祭 540万円(副賞込)

ガールズグランプリの優勝賞金は、1,430万円(副賞込)だ

ティアラカップ準決勝
1着400,000円240,000円
2着233,000円198,000円
3着200,000円170,000円
4着182,000円155,000円
5着169,000円143,000円
6着160,000円136,000円
7着156,000円133,000円

シードレースである「ティアラカップ」、準決勝戦の賞金は上記の通り。通常の予選の3倍近い賞金設定に。

最終日のガールズ特選の優勝賞金は408,000円、選抜は201,000円だ

GI昇格で優勝賞金は大幅に上昇

賞金(副賞込)副賞
20257,000,000円2,000,000円
20245,500,000円2,000,000円
20235,000,000円2,000,000円
20222,470,000円100,000円
20212,150,000円300,000円
2020開催中止
20192,030,000円100,000円
20182,030,000円100,000円
20172,030,000円100,000円
20162,030,000円100,000円
20152,030,000円100,000円
20142,030,000円100,000円
20132,030,000円100,000円

上記は、オールガールズクラシック・ガールズケイリンコレクション(5月開催)の優勝賞金。

GIに昇格した2023年には一気に700万円に(本賞金500万円)。ガールズの売上も年々上昇していることから、2025年には優勝賞金900万円(本賞金700万円・副賞200万円)に。

優勝賞金1000万円を超える未来も遠くはないかも!?

レースはいつ開催される?

レース開催日は4~5月。日本選手権前後に開催されます。

オールガールズ日本選手権
2025年4/25~274/29~5/4
2024年5/6~84/30~5/5
2023年10/2~45/2~7

2023年は日本選手権開催中にガールズコレクションが行われたため、10月の開催に。今後は、日本選手権競輪とセットで開催される運びになります。

オールガールズクラシック独自のルール

独自のルールで行われるオールガールズクラシック。その独自ルールについて紹介します。

女子のみで開催される唯一レース

オールガールズクラシックは、競輪界で唯一女性だけの開催となるGI

競輪選手の総数は約2400名。そのうち女子選手は約200名。人数割合が極めて少ないことから、2022年まで女子選手のみの開催は存在しませんでした。

2023年に創設されたオールガールズクラシックは、女子選手のみで開催される希少なレース。

2025年からGIに昇格した女子オールスター競輪は、女子10レース・男子2レースと、オールガールズに近い番組表だ

勝ち上がり制度を採用

ガールズケイリンの一般戦はポイント制度を採用していますが、オールガールズクラシックでは「勝ち上がり制度」を採用。

決勝・準決勝へ進出するためには、勝ち上がり条件を満たす着順が必要になります。

1走目2走目
1着811
2着79
3着67
4着55
5着44
6着33
7着22
棄権11
失格00

ガールズケイリンのF1・F2では、1戦目・2戦目の合計ポイントの上位7名が決勝戦に出場。

オールガールズクラシックでは、GIレース以外に3つのF2戦が開催。F2戦は通常通り、ポイント制で行われます。

歴代優勝者や売上推移

2023年に創設され、まだ歴史の浅いオールガールズクラシックですが、ガールズケイリンコレクション時代からの歴代優勝者や売上推移を調査しました。

歴代優勝者&開催場

開催年開催場優勝者
2025年岐阜佐藤水菜
2024年久留米児玉碧衣
2023年松戸佐藤水菜
2022年いわき平柳原真緒
2021年京王閣佐藤水菜
2020年中止
2019年松戸児玉碧衣
2018年平塚石井貴子
2017年京王閣長澤彩
2016年静岡小林優香
2015年岸和田小林優香
2014年取手中村由香里
2013年前橋加瀬加奈子

2023年以降はオールガールズクラシック。2022年以前はガールズケイリンコレクション(5月)の成績。※2020年はコロナによる緊急事態宣言で中止。

連覇した選手は小林優香のみ。佐藤水菜・児玉碧衣が、それぞれ2勝を挙げる結果に。

売上目標と推移

総額決勝
2025年38億5815万6000円4億6448万0700円
2024年30億1413万9100円3億7937万6200円
2023年30億3670万3700円3億8195万3800円
2022年2億9726万6800円
2021年2億0000万6700円
2020年中止
2019年2億6681万6300円
2018年3億1349万9800円
2017年3億0527万1300円
2016年2億1056万6900円
2015年2億3061万2500円
2014年1億7077万1800円
2013年1億7117万9700円

GIに昇格した2023年は開催と決勝戦の売上。2022年以前はガールズケイリンコレクション(単発レース)の売上を記載万

2025年のオールガールズクラシック総売上は38億円。決勝戦は4億6000万円を超える売上となっており、GIになってから絶好調。

決勝戦におけるJKAの収益は1億円以上。現在のオールガールズクラシック決勝の賞金総額が、約1650万円という状況から、今後も賞金額アップが期待できそう。

3連単出目と配当一覧

出目2連単3連単
2025410円940円
2024390円1,260円
20231,780円6,200円
20222,560円15,090円
202111,460円90,930円
2020中止
20192,170円24,220円
20182,590円9,430円
20179,470円66,110円
20162,480円17,850円
2015880円9,330円
2014990円4,240円
2013290円2,480円

過去11回で、3連単1桁配当は1回、万車券が5回と波乱度の高いレース。

堅い決着が多いガールズケイリンにおいて、平均配当22,465円と高配当。万馬券を狙うには絶好のレース。

賞金が高いレースほど、波乱決着になる可能性は上がる。全員がガチで勝ちに行くために紛れが起こるんだ

賭式による平均配当は以下から確認を。

最年少優勝者「佐藤水菜」

オールガールズクラシックとは?「最年少優勝者佐藤水菜(24歳)」
最年少優勝者の佐藤水菜

オールガールズクラシックの最年少優勝者は佐藤水菜(24歳)

1998年12月7日生まれの佐藤水菜。2019年から特別競輪の常連となると、2021年にはガールズケイリンコレクションを制覇。

その2年後にオールガールズクラシックを制覇。初代女王にして最年少記録の保持者です。

最年長優勝者「児玉碧衣」

オールガールズクラシックとは?「最年長優勝者児玉碧衣(28歳)」
最年長優勝者の児玉碧衣

オールガールズクラシックの最年長優勝者は児玉碧衣(28歳)

2015年にデビューして、頭角を現すと2018~2020年までガールズグランプリ3連覇。若くして、競輪界の頂点に立った児玉碧衣。

5月開催のガールズケイリンコレクションは1勝(合計3勝)。2022年は特別競輪未勝利と下降気味でしたが、2024年のオールガールズクラシックでは復活を遂げる勝利を収めました。

オールガールズクラシックのハプニング

ここでは、オールガールズクラシックで起こったハプニング・珍事件を紹介します。

インタビューで「自分から車券を買わないで」

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