総画数63画、初めて見た人は必ず読むことが出来ない難読漢字の持ち主、纐纈洸翔(こうけつひろと)。
難しい漢字に、ごっつい雰囲気。一見、とっつきづらそうに見える纐纈洸翔ですが、実は練習仲間からは愛されキャラとして親しまれている存在。
纐纈洸翔とは何者なのか?勝負強さの秘密や獲得賞金・出身高校など、纐纈洸翔の全てについて解説します。
纐纈洸翔の画像集
太田海也・中野慎詞の存在が目立つ121期において、第3の男と位置される纐纈洸翔。
まずは、彼の愛嬌ある画像からご覧ください。






先輩たちから愛される理由が分かる愛嬌たっぷりの画像。
話しかける姿も穏やかで、まさに癒し系。長らく低迷する中部地区の救世主になりそうな雰囲気がありますね。
纐纈洸翔とは?
幼少期は様々なスポーツの経験しながらも、youtubeで見たあるスポーツの動画から競輪選手を目指すことに。
纐纈洸翔が自転車競技に出会ったきっかけ、プロを目指すようになった環境など、幼少期からのプロフィールを紹介します。
纐纈洸翔の公式プロフィール
公式画像 | ![]() |
名前 | 纐纈洸翔(こうけつひろと) |
ニックネーム | ひろと、けつ |
生年月日 | 2002年7月8日 |
出身地 | 岐阜県羽島市 |
デビュー | 2022年5月27日(121期) |
身長/体重 | 172.9cm/78.9㎏ |
背筋力 | 203.0kg |
血液型 | B型 |
太もも | 61.5cm |
好きな食べ物 | 焼肉 |
嫌いな食べ物 | トマト、バナナ |
好きなアーティスト | 尾崎豊 |
好きなスポーツ | 野球 |
ホームバンク | 名古屋競輪場 |

名古屋競輪場をホームバンクにする纐纈洸翔がオススメするお店は「縁食堂」。
焼肉が好きな纐纈洸翔が唸る牛カツ定食とローストビーフ丼が目玉商品のお店。牛の赤身部位を1頭買いする拘りを持っており、黒毛和牛の希少部位も食べられます。
名古屋競輪場から車で10分以内で行ける場所にあるので、名古屋競輪場に遊びに行った際には立ち寄って見てください。
総画数63画「最強運」の難読漢字
纐纈洸翔(こうけつひろと)は総画数63画。学校で習わない難読漢字が多い特徴のある選手。
- 纐:「いとへん」に交と頁
- 纈:「いとへん」に吉と頁
- 洸:「さんずい」に光
- 翔:「ひつじへん」に羽
読み方が難しく、一緒に練習をする名古屋競輪場の選手も漢字で書けないのだとか。

自分の名前をフルネームで書けたのは小学校3年生のとき。病院に行った時は「あやせさん」と言われたりします
「纐纈」は全国的には珍しい苗字ですが、岐阜県東濃地区ではよく見られる苗字。由来は絞り染めの方法である「こうけち」からきているのだとか。
器用で何をするにも人並み以上の結果を出せ、多くの成功と評価を勝ち取ることが可能。
先を見通す能力もあり、何をするにも非がない才能と魅力を有しているため、計画的に成功への過程を描くこともできて、大きな成功と財産が手に入る。
纐纈の名前が光翔ではなく洸翔であることを考えてると、最強運の63画に合わせた可能性が高そうw



サインをするときは、纐纈ではなく、ひらがなで「ひろと」と書いています(笑)
小中学校時代はサッカー&陸上


幼少期は母親が手を焼くくらいに活発な子供。
初めて自転車に乗ったのは2歳の頃でしたが、小学校時代は自宅の近くにあるフットサルのコースに通い、遊んでいたのだとか。
中学生時代は陸上部に所属。
3年間部活動を頑張りますが、中学校3年生の時にyoutubeで「ツールドフランス」の動画にハマり、自転車に興味を持つことに。
愛知産業大学工業高等学校で自転車部に


高校は「愛知産業大学工業高等学校」に入学。
受験時にツールドフランスにハマった纐纈洸翔。祖母の家に行く途中にレンタルサイクルがあったことから、一度自転車を借りて乗ってみることに。
競技用の自転車に初めて乗った纐纈洸翔は、通常の自転車では味わえないスピード感に感動。自転車競技をやることを親に伝えて、自転車競技部に入部。
2年生の時には、国民体育大会6位という成績を残します。
更に実力をつけ、3年生になった纐纈洸翔。全国優勝が狙える手応えを掴みますが、コロナによって全国大会は中止に。
最後の大会は出場できないまま、高校を卒業することになります。
大学推薦が貰えず競輪選手へ
高校3年生になり、進路について考える時期。
大学に進学して自転車競技を続けることを考えますが、学費面で両親に負担をかけたなくないとの思いから就職を考えるように。



高校の大会で全国優勝出来たら大学から推薦が貰えると思っていたんですけど…
自転車競技部時代に周りから「競輪選手になれるよ」と薦められたことを思い出し、次第に職業としての競輪選手を意識。
競輪選手になることを決めると師匠に弟子入り。養成所の試験を受けて合格します。
師匠は80期「鰐渕正利」
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師匠は80期「鰐渕正利(わにぶちまさとし)」。
- 1970年1月2日生まれ
- 通算264勝 ※2024年末現在
- 通算優勝回数21回 ※2024年末現在
鰐渕は自分のペースで練習をしたい纐纈洸翔の個性を理解。練習は自由にさせたうえで、たまにアドバイスを与えるといういい距離感を保って指導を行っているそう。
2024年のヤンググランプリに挑む際は、「最終ホームストレッチで内が空いているようであれば、狙ってもいいのではないか」とアドバイス。
アドバイス通りにインをついて優勝。相性ばっちりの師弟コンビです。
同期(121期)には太田海也・中野慎詞
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同期(121期)の注目選手は太田海也(おおたかいや)と中野慎詞(なかのしんじ)。
ナショナルチームに加入する2人は、養成所でも突出した力を見せて記録会でも好タイムを連発。早期卒業生制度を使用して、通常より3ヶ月早く養成所を卒業していきます。
太田海也は、世界選手権で銅メダルを獲得。パリ五輪でも疑惑の判定がなければ、メダルに手が届いたであろうパフォーマンスを見せて急成長。
中野慎詞は、2024年のヤンググランプリで2着。特別競走への出場もコンスタントに行い、今後ビッグタイトルが期待できるホープ。
ヤンググランプリで2人を倒したものの、2人との力の差は感じている纐纈洸翔。太田海也・中野慎詞は、ライバルであり、背中を追う存在。
切磋琢磨して、3人揃ってのグランプリ出場も実現は可能です。
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「競輪選手を辞めたらボディービルダーになりたい」と語るほどに筋肉フェチな太田海也。彼については、以下で徹底分析しているぞ


兄弟子は101期「近藤龍徳」


兄弟子は101期「近藤龍徳(こんどうたつのり)」。
- 1991年1月20日生まれ
- 2014年、ヤンググランプリ優勝
- 2015年、サマーナイトフェスティバル優勝
近藤龍徳は競輪界一のヤンチャボーイとして、見た目も行動もド派手な選手。
ヤンググランプリ・サマーナイトフェスティバルを制して勢いに乗っていましたが、2022年落車によって選手生命を脅かすほどの大怪我を負い、以降は一度も出場できず。
2025年はA級2班まで降級してしまいましたが、ヤンググランプリ2024の応援会では、観客の前に元気な姿を披露。
同じ師匠を持ち、ヤンググランプリを制した兄弟子の復活が待たれます。



ヤンググランプリの前に「気持ちでは負けるな、自信持っていけ」と激を貰っていて、根拠のない自信を持てました
目標の選手は「藤井侑吾」「眞杉匠」
目標の選手は115期「藤井侑吾(ふじいゆうご)」と113期「眞杉匠(ますぎたくみ)」の2人。


藤井侑吾は同じホームバンクの先輩。
- 1995年3月17日生まれ
- 2024年1月、S級初優勝
2019年にデビューして、2021年にS級昇格。しばらくはS級で揉まれていたものの、2024年に急成長。オールスター競輪・高松宮記念杯などのGIに出場するなど活躍を見せているホープ。
地脚を持っており、中部地区の期待の星と言われている存在です。



愛知の自力と言えば藤井侑吾さん。今後は藤井と纐纈が中部を引っ張っていると言われるようになりたいです


纐纈洸翔が理想の選手と評する眞杉匠。
- 1999年2月1日生まれ
- 2023年、オールスター競輪優勝
- 2023年、競輪祭優勝
纐纈洸翔が目標とする選手像は、全てを満遍なくこなせる選手。
眞杉匠はタテを踏む力があり、ヨコの動きも強い。ヨコの動きが苦手で、他選手に舐められていると感じている纐纈洸翔にとって、眞杉匠の隙の無さは目標のピッタリの選手像なのだとか。
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独自のトレーニング方法でGIウィナーになった眞杉匠。その秘密は以下で語っているぞ


纐纈洸翔の結婚・彼女・趣味・年収(賞金)
2022年デビューしたての纐纈洸翔。S級に昇格して1年弱ということで、プライベートでは明らかになっていない部分が。
ここからは纐纈洸翔の私生活に関わる部分について解説していきます。
彼女・交際相手はいる?
2024年のヤンググランプリを制した若手のホープ。
一緒に練習する名古屋競輪場の仲間達からは「優しくていい子」という評判で溢れ、愛嬌のある笑顔がトレードマークとなっている好青年。
これからお金もガンガンに稼いでいくであろう纐纈洸翔に、彼女(交際相手)がいるのか?様々な媒体を調べてみました。
好みのタイプについて語っているインタビューもなく、現在のところ競輪一直線の様子。
ワンランクアップして、賞金ランキングに食い込んでくれば、交際相手も引く手あまたなはず。今後の熱愛報道がされることに期待しましょう。
纐纈洸翔の年収(獲得賞金)
年 | 賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024 | ‐ | ランク外 |
2023 | ‐ | ランク外 |
2022 | ‐ | ランク外 |
デビューから2024年まで賞金ランキング(70位以内)に入らず。
S級昇進が2023年12月31日。S級として本格的に活動したのは2024年のみということで、2024年の成績から獲得賞金を計算していきます。
- GI
-
3回出場。【0.0.0.3】
- G2
-
5回出場。【2.0.1.2】優勝1回
- G3
-
36回出場。【7.5.3.21】
- F1
-
53回出場。【19.11.5.28】優勝1回
ヤンググランプリの優勝賞金は6,800,000円。サンケイスポーツ杯(F1)の優勝賞金は1,663,000円。
優勝賞金を除いた獲得賞金に関して、GI・G2・G3・F1の平均的な賞金で計算すると…
- GIでの獲得賞金 約750,000円
- G2での獲得賞金 約1,250,000円
- G3での獲得賞金 約5,960,000円
- F1での獲得賞金 約11,010,000円
上記の獲得賞金に出走手当291万円を加えて、合計額を算出。
かなりの額を稼いだことが想定されます。
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2024年賞金ランキング70位は長島大介の3,520万円。今後、纐纈洸翔が賞金ランキングに入ることは濃厚だ!
纐纈洸翔のSNS(X・インスタグラム)
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運用しているSNSはインスタグラムのみ。
ただ、インスタグラムはアカウントがあるものの、投稿は無し。通常のポストではなく、リールの投稿が主となっています。
レースに出場する前、出場した後はリール投稿される確率が高いので、チェックをしておきましょう。
競輪学校から現在までの成績
同期にオリンピアンがいる黄金期に養成所入所。コロナ禍も相まって、苦しい養成所生活を強いられたことになり、徐々に調子を落とすことに…
2024年のヤンググランプリを制した纐纈洸翔の競輪選手としての足跡を振り返ります。
ゴールデンキャップ獲得も在校成績28位
1着回数 | 6回 |
順位 | 28位 |
卒業レース | 3着・3着・1着 |
200mタイム | 11秒04 |
400mタイム | 22秒88 |
1000mタイム | 1分7秒41 |
最初の記録会でゴールデンキャップを獲得するも、徐々に成績が下がる事態に。
元々、量よりも質をモットーに練習をしていた纐纈洸翔。養成所では、練習量を重視されていたことから、リズムを崩して徐々にタイムは低下。記録会を重ねるごとに成績は悪化していきます。
纐纈洸翔が入所していたときはコロナ真っ只中。外出もできず鬱のような状態になっていたのだとか。
結果としては1着6回と低迷し、在校成績は28位に終わります。
卒業記念レースを優勝
成績が落ちていくなかで迎えた卒業記念レース。早期卒業で、中野慎詞・太田海也が不在だったものの、このレースで抜群のセンスを見せます。
6番手で周回して、ジャンが鳴るタイミングで5番車小西晴己がスパート。纐纈洸翔もついていきますが、1度4番手で折り合うことに。
バックストレッチで再度加速すると、セーフティリードを保って1着。新人とは思えないレース巧者ぶりで、卒業記念レース優勝となります。



養成所を出てから時間があったので、調子を戻すことができました。マイペースで練習できる方が自分には合っています
1年7か月でS級昇級
デビューから1年7ヶ月でS級昇級。
特別昇級を狙ったものの、思うように連勝することができず、定期での昇級。
勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|
71.2% | 82.5% | 86.2% |
F2での成績は上記の通り。
S級の初戦を走った纐纈洸翔は「A級とそんなに変わらないな」と語っており、今後の成長が見込めそうです。
2024年、ヤンググランプリ優勝
2024年、ヤンググランプリ優勝。
前評判は太田海也・中野慎詞の2強。ジャンが鳴った段階で、太田海也が仕掛けるとマークするように中野慎詞もスパート。
最終ホームストレッチからは2人のデッドヒートが繰り広げられ、残り7車は追走に手いっぱいに。
残り1周地点では最後方という厳しいポジションに下げられ、外からの捲りが利かない状態で、纐纈洸翔は内の進路を選択。最後の脚で太田海也・中野慎詞を交わし、先頭でゴール。


特別競走初勝利の称号と賞金680万円を獲得します。
内を突く作戦は、師匠鰐淵正利と予め想定していた作戦。普段は派手な成績を残せていないものの、卒業記念レースなどの節目となるビッグレースに強さを見せる纐纈洸翔。
今後、GIなどの特別競走を勝つのに必要な、運と度胸を持ち合わせていることをアピールしたレースでした。



ヤング獲る前からも勝負強いと先輩たちが言ってくれるし、自分でも勝負強いタイプかなって思ってます
中部地区のホープ、纐纈洸翔のこれから
現在の競輪は古性優作・脇本雄太を中心とした近畿地区、郡司浩平・深谷知広を中心とした南関東地区、松浦悠士・清水裕友を中心とした中四国地区が隆盛。
名前 | ホーム | 順位 |
---|---|---|
浅井康太 | 四日市 | 14位 |
山口拳矢 | 大垣 | 33位 |
中部地区で2024年賞金ランキング70位以内に入っている選手は2名のみ。手薄な中部地区において、自在型の選手は喉から手が出るほどに欲しい人材。
近年は志田龍星・藤井侑吾・村田祐樹ら若手も台頭しており、纐纈洸翔もその一員として大きな期待を受けています。



まだGIで戦うには脚力が足りない。もっと練習しないと
2002年生まれとまだ若く、伸びしろだらけの纐纈洸翔。レベルアップして中部地区のエースになる日もそう遠くありません。
纐纈洸翔の次走、出走予定を知るには
纐纈洸翔の次走出場レースは公式サイト「KEIRINJP」で確認可能。
- KEIRINJPにログイン
- 選手検索で「纐纈」を検索 ※苗字のみでOK
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- 「一押し選手」から纐纈洸翔を呼び出し
- 出場予定レースでレースを確認
纐纈洸翔がレースに出場する日は、KEIRINJPより通知メールが届きます。毎日のチェックが難しい場合は、通知メールで把握する手もありかも!?
まとめ
ここまで纐纈洸翔の幼少期から、競輪選手としての経歴を紹介しました。
普段はおっとりとした部分がありながらも、大一番に強い”持っている選手”。過去のKEIRINグランプリを見ると、こういった勝負強いタイプが勝利を収めています。
近い将来GIを制して、KEIRINグランプリに出場する姿が見られそうです。
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