競輪F1・F2の違い&Fの意味・優勝賞金・荒れるレースなど

競輪の出走表・開催日程に当たり前のように出てくる「F1」・「F2」という単語。

競馬をやっている人であれば「G1」がグレードワンの略であることは理解できるものの、「F」が何を指すのか理解できていない人がほとんど。

開催プログラムにおけるレースの大半を占める「F1」・「F2」。ここではFの意味やF1・F2の特徴・双方の違いなどを解説します。

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目次

F1・F2とは?

F1・F2はレースの格式の1つとなりますが、選手のクラス(級班)によって出場できる格式が変わります。

ここからは、級班・格式の関係性を踏まえて、F1・F2の特徴と違いを解説します。

競輪の級班とは?

競輪F1・F2の違い&Fの意味「競輪の級班」

競輪の級班は、6つの級班に分かれています。

トップに君臨するS級S班から順番にS級1班・S級2班・A級1班・A級2班・A級3班(チャレンジ)の6段階。

級班ごとに出場できる格式は以下の通り。

F1レース

S級1班・S級2班・A級1班・A級2班を対象に行われるレース。

F2レース

A級1班・A級2班・A級3班を対象に行われるレース。

S級S班はG(グレード)レースの出場がメインとなるため、F1・F2への出場はありません。

モト

競輪における級班についての詳細は以下を参考に。

「F」の意味はファンダメンタルズ

F1・F2の「F」の意味は『ファンダメンタルズ』という意味。

ファンダメンタルズとは

「基礎」「基本」「根本的」といった意味の英単語

F1・F2は競輪において「基礎的な格式のレース」と定義されています。

競輪のレース格式は全部で6種類。

GP>G1>G2>G3>F1>F2

「GP」はグランプリの略称で最も高い格式。「G」はグレードの略で、格・等級という意味があり、「F」よりもワンランク上の格式に位置付けられています。

F1の特徴

F1の特徴
  1. レースの格式は下から2番目。
  2. 出場選手の級班はS1・S2・A1・A2
  3. 開催は3日間
  4. 7車立て

F1の最大の特徴は、S級の選手が出場する点。

S級S班の選手はシード権を獲得しているため、基本的にG3以上のレースへの出場に。S級1班・S級2班に所属する選手はF1に出場し、成績の良い選手はGレースにも出場する形になります。

レースは3日間開催。ガールズケイリンの特別競輪にグレードがついていなかった頃は、4日間開催で行われることもありました。

現在は、ガールズケイリンの特別競走にもグレードがついたため、F1開催は全て3日間開催に。

モト

ガールズケイリンコレクションやガールズケイリンフェスティバルは、パールカップやオールガールズクラシックに変わったんだ。

F2の特徴

F2の特徴
  1. レースの格式は一番下。
  2. 出場選手の級班はA1・A2・A3
  3. 開催は3日間
  4. 7車立て

F1の最大の特徴は、チャレンジ(A級3班)の選手が出場する点。

A級1班・A級2班の選手はF1・F2共に出場できますが、チャレンジの選手はF2のみ。「F:基礎」の中でも最も低いレベルのレースであり、ここで成績を出せないと代謝(強制引退)となります。

モト

代謝制度について、以下で詳しく解説しているので参考までに

F1・F2の違いとは?

F1・F2の違いは「出場選手の級班が違う」点。

A級1班・A級2班の選手はF1・F2双方のレースに出場することが出来ますが、獲得賞金に差はありません。

レースF1F2
決勝戦520,000円520,000円
準決勝戦150,000円150,000円
特選143,000円143,000円
一般120,000円120,000円
予選125,000円125,000円

上記は2025年5月時点におけるA級1班・A級2班のF1・F2別の賞金。

どのレースも獲得賞金額は同等に設定されており、F1・F2の差はありません。

レースF1F2
決勝戦97点97点
準決勝戦89点89点
特選89点89点
一般81点81点
予選82点82点

上記は2025年5月時点におけるA級1班・A級2班のF1・F2別の平均点数。

獲得賞金と同様に、獲得出来る点数に差はなく、A級選手にとってF1とF2の差はありません。

競輪のGとFの違いは?

項目FG
略称ファンダメンタルズグレード
ランク低い高い
賞金低い高い
人数7車立て9車立て
日程3日間4~6日間
出場全員S級のみ

F(ファンダメンタルズ)とG(グレード)の違いは上記の通り。

賞金の高いG1・G2・G3に出場できるのは、S級の中でも上位の成績を残している選手。特別競輪と呼ばれるG1・G2のレースは、特に成績の抜きんでた選手しか出場できない狭き門です。

モト

GIの優勝賞金は4000万円超え、G2の優勝賞金は1500万円超え。選抜メンバーで争われるだけあって金額も高額だ。

条件面での大きな違いは、出場車数と開催日程。

F1・F2では7車立てで行われるのに対して、G1・G2・G3は9車立てでのレースに。ラインも増えることから激しい流れになりやすい点が特徴です。

グレードレースになると、開催日程が4日以上になる点も特徴の一つ。出場選手たちは、長期間にわたる戦いに挑むため、体調管理が難しくなります。

全ての要素から、落車・失格はグレードレースの方が多くなる傾向に。

F1・F2の賞金体系

ここからはF1・F2の賞金体系について紹介します。

優勝賞金の金額だけでなく、準決勝戦・特選・一般・予選など、全レース・全着順の賞金を紹介します。

モト

グレードレースやガールズケイリンの賞金は、以下で解説しているぞ。

F1(S級)の優勝賞金と着順別賞金

F1はS級・A級で開催されるレース。S級1班・S級2班に関わらず、S級におけるF1の優勝賞金は同額。

S級におけるF1レースの一般的な賞金を紹介します。

着順決勝準決勝初日特選
1着1,520,000円299,000円327,000円
2着892,000円252,000円275,000円
3着593,000円209,000円228,000円
4着396,000円183,000円199,000円
5着361,000円165,000円179,000円
6着327,000円156,000円169,000円
7着298,000円149,000円161,000円
着順特選一般予選
1着284,000円216,000円232,000円
2着239,000円178,000円193,000円
3着199,000円149,000円160,000円
4着172,000円131,000円141,000円
5着158,000円118,000円126,000円
6着149,000円112,000円120,000円
7着143,000円107,000円115,000円

上記は2025年の賞金設定。

優勝賞金は152万円。決勝戦6着の獲得賞金は、準決勝・初日特選レースよりも上と高額設定に。決勝戦に進出することが、出場選手にとって最重要事項となります。

F1・F2(A級1班・2班)の優勝賞金と着順別賞金

A級1班・2班の選手が出場するF1・F2レース。

F1・F2による獲得賞金に差はなく、賞金設定は同じ。A級1班・2班におけるF1・F2レースの一般的な賞金を紹介します。

着順決勝準決勝初日特選
1着520,000円150,000円161,000円
2着289,000円112,000円120,000円
3着220,000円101,000円105,000円
4着185,000円90,000円96,000円
5着156,000円83,000円88,000円
6着137,000円76,000円82,000円
7着126,000円73,000円78,000円
着順特選一般予選
1着143,000円120,000円125,000円
2着105,000円92,000円96,000円
3着93,000円78,000円83,000円
4着84,000円70,000円72,000円
5着76,000円66,000円70,000円
6着73,000円64,000円68,000円
7着72,000円63,000円67,000円

上記は2025年の賞金設定。

優勝賞金は52万円。決勝戦以外の賞金は、10万円前後とS級のF1レースと比較するとかなり低額の設定に。

F2(A級3班)の優勝賞金と着順別賞金

引退と隣り合わせであるA級3班(チャレンジ)の選手が出場するF2レース。

当然、賞金設定は低額に。A級3班におけるF2レースの一般的な賞金を紹介します。

着順決勝準決勝
1着220,000円115,000円
2着160,000円86,000円
3着137,000円72,000円
4着126,000円67,000円
5着117,000円64,000円
6着109,000円61,000円
7着105,000円58,000円
着順選抜一般予選
1着115,000円103,000円98,000円
2着86,000円75,000円71,000円
3着71,000円63,000円61,000円
4着67,000円57,000円55,000円
5着64,000円55,000円52,000円
6着61,000円53,000円50,000円
7着58,000円52,000円49,000円

上記は2025年の賞金設定。

優勝賞金は22万円。S級決勝戦7着の獲得賞金よりも下回る低い賞金設定。チャレンジで勝ち負けが出来ない選手が、1開催で獲得できる賞金は約15万円。

1ヶ月に2開催に出場する選手は、月の獲得賞金が30万円と生活するのにギリギリの水準に。

モト

競輪選手は開催に向かう移動の費用やその他経費も自己負担。月の収入が30万円という収入はかなり厳しいぞ。

F1・F2の歴代最高配当・平均配当

歴代高配当のレースを見てみると9車立てのレースがほとんど。

7車立てのレースとなるF1・F2の歴代最高配当はいくらなのか?平均配当とあわせて調べました。

7車立て歴代最高配当ランキング

年月3連単バンク
2024年10月2,060,560円奈良
2024年6月2,001,350円別府
2018年8月1,881,520円別府
2024年5月1,445,400円青森
2015年7月1,426,550円高知

1位:2024年10月8日奈良競輪場

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