競輪では2001年度からグレード制を導入。開催ごとに格付けが設定され、我々ファンにとっても分かりやすい競走体系となりました。
中でも特に注目されるのが「G1・G2」のグレードレース。実力者のみが集結し、高額賞金を競い合う目玉レースです。
そこで今回は、男女合わせて14の大会がある競輪のG1・G2について、出場資格や過去の優勝者などまとめて解説します。
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競輪最高峰のグランプリ(GP)に関しては以下をご覧ください。


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競輪のG1・G2とは?
以前は特別競輪と呼ばれていた「G1・G2」。
世間の注目度と車券売上はケタ違いに大きく、様々なネットメディア、そしてテレビの地上波で生中継されることも。当然、その舞台に立てる選手は極わずかしかおらず、出場するだけでも名誉なレースと言えます。
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参考までに、正式名称はグレードワン(G1)とグレードツー(G2)
高額賞金の上位グレード


競輪におけるG1・G2とは、上から数えて2,3番目に位置するグレード開催。出場できるのは特定の資格を満たした実績のあるレーサーに限られます。
また、開催場と日程は「前年の年度末」に決定(2026年度の日程は2025年3月)され、各大会の出場選手は約2ヵ月前に発表されるスケジュールです。
大会によって出場資格が異なる
G1・G2の出場資格は大会によって異なり、獲得賞金・競走得点・指定レースの実績など、大会によって独自の条件が設定されています。
まず、年内全てのG1に優先出場できるのが、最上位級班の「S級S班」在籍選手(女子は前年のガールズグランプリ1~3着選手)。


そして、同じG1を3回以上優勝した選手は、開催時にS級1班であれば同大会に無条件で出場可能(男子のみ)。その他、オリンピックのナショナルチームを対象とした特別条件が加わることもあります。
G1優勝者が得られる特典
G1を優勝した選手は「年末のKEIRINグランプリ出走権」が与えられます。
それともう一つが「翌年1年間のS級S班在籍」。S級S班は全G1のシード権を獲得できるため、翌年の賞金争いを有利に進めることができるのです。
G1開催はいずれも4000万円を超える優勝賞金。年間1度でも優勝できれば、その年の賞金ランキング上位に君臨できるのはほぼ間違いないでしょう。
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決勝に進出するだけでも大きな賞金が用意されている
競輪グランプリと格付けは同じ?


KEIRINグランプリ・ガールズグランプリの2つのみ“G1”ではなく、競輪界最上位格付となる「GP」です。
ちなみに、ボートレースのグランプリも同様の位置づけですが、他のビッグレースと同じSG(スペシャルグレード)。
対して、競輪ではグランプリに「GP」という最上位のグレードを与え、G1以下とは別格にして権威の高さを明確に区別している特徴があります。
競輪(男子)G1の出場資格・賞金・優勝者など
男子競輪のG1は年間6開催。S級トップレーサーの戦いらしく、優勝賞金はF1開催(140~170万円)をはるかに超えるビッグレースとなります。
大会名 | 開催月 | 優勝賞金 ※副賞込み |
---|---|---|
全日本選抜競輪 | 2月 | 4000万円 |
日本選手権競輪 | 5月 | 8900万円 |
高松宮記念杯競輪 | 6月 | 4790万円 |
オールスター競輪 | 8月 | 6100万円 |
寬仁親王牌 | 10月 | 4090万円 |
競輪祭 | 11月 | 4790万円 |
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これから紹介する賞金額等は2025年現在の情報だ
読売新聞社杯全日本選抜競輪


開催時期 | 2月(4日間開催) |
優勝賞金 | 4000万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 103億5990万6600円 |
参加選手数 | 108名 |
選考期間 | 前々年6月~前年11月 |
1年で最も早く開催されるG1「読売新聞社杯全日本選抜競輪」。1人目のKEIRINグランプリ出場選手が決まる冬の戦いです。
出場資格は同大会の前身である「全国都道府県対抗争覇競輪」の選考基準が引き継がれています。
全日本選抜の出場資格
- S級S班在籍者
- 3回以上優勝した者(開催時S級1班在籍)
- 各都道府県における「選考期間の平均競走得点第1位」の者(選考時1年以上同じ都道府県に在籍しているS級1班選手に限る)
- 全国8地区(北日本、関東、南関東、中部、近畿、中国、四国、九州)の「選考期間の平均競走得点第1位~第3位」の者
- 【1~4】を除く選考期間の平均競走得点上位者
全勝ち上がり形式
- 一次予選(9レース)1~4着が二次予選へ
- 特別選抜予選(3レース)1~3着がスタールビー賞、4~9着は二次予選へ
二次予選(6レース)1~3着とスタールビー賞全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 岐阜 | 郡司浩平 | 9890円 |
2023 | 高知 | 古性優作 | 6630円 |
2022 | 取手 | 古性優作 | 19750円 |
2021 | 川崎 | 郡司浩平 | 4390円 |
2020 | 豊橋 | 清水裕友 | 7170円 |
2019 | 別府 | 中川誠一郎 | 25260円 |
2018 | 四日市 | 新田祐大 | 3830円 |
2017 | 取手 | 平原康多 | 5850円 |
2016 | 久留米 | 渡邉一成 | 4140円 |
2015 | 静岡 | 山崎芳仁 | 15240円 |
近年の決勝戦は差し、まくりの決着が多い傾向。2022~23年には古性優作が中野浩一(1988~89年)以来の連覇を達成しています。
日本選手権競輪(ダービー)


G1の中で最も高い格式を持つ日本選手権競輪。競輪ダービーとも呼ばれるGWの大一番は誰もが1度は獲りたいタイトル。
優勝賞金はG1の中でもグンを抜いて高く、決勝戦2着(4000万円超)でもグランプリ出場に大きく近づきます。
開催時期 | 5月(6日間開催) |
優勝賞金 | 8900万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 152億5791万4200円 |
参加選手数 | 162名 |
選考期間 | 前年2月~当年1月 |
日本選手権の出場資格
- S級S班在籍者
- 3回以上優勝した者(開催時S級1班在籍)
- 選考期間において4か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班在籍選手のみ)
- 選考期間における獲得賞金上位者
勝ち上がり形式
- 一次予選(15レース)1~3着が二次予選へ
- 特別選抜予選(3レース)1~3着がゴールデンレーサー賞、4~9着が二次予選へ
二次予選(5レース)1~3着が準決勝進出
二次予選(2レース)1~3着とゴールデンレーサー賞全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | いわき平 | 平原康多 | 53440円 |
2023 | 平塚 | 山口拳矢 | 20640円 |
2022 | いわき平 | 脇本雄太 | 18320円 |
2021 | 京王閣 | 松浦悠士 | 3880円 |
2020 | 開催中止 | ||
2019 | 松戸 | 脇本雄太 | 22360円 |
2018 | 平塚 | 三谷竜生 | 3040円 |
2017 | 京王閣 | 三谷竜生 | 87810円 |
2016 (5月) | 静岡 | 中川誠一郎 | 48950円 |
2016 (3月) | 名古屋 | 村上義弘 | 11170円 |
2016年から開催時期が3月から5月に移動となり、この年だけ1年に2度開催。2020年は新型コロナウイルスの影響で開催が中止されました。
2019年の脇本雄太は(1986年)以来7人目の完全優勝を達成しています。
高松宮記念杯競輪


予選メンバーを東西に分けて戦う”宮杯”こと「高松宮記念杯競輪」。
序盤から強豪同士のレースを多数楽しむことができます。以前は大津びわこ競輪場での固定開催でしたが、廃止により2011年から持ち回りで行われています。
開催時期 | 6月(6日間開催) |
優勝賞金 | 4790万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 127億1252万3100円 ※パールカップを含む |
参加選手数 | 108名(東西各54名) |
選考期間 | 前年10月~当年3月 |
高松宮記念杯の出場資格
- S級S班在籍者
- 3回以上優勝した者(開催時S級1班在籍)
- 選考期間において2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班在籍選手のみ)
- 選考期間の平均競走得点上位者(東西別)
勝ち上がり形式
- 東日本、西日本一次予選(ポイント制)
全選手2レースを走り、東日本の合計ポイント1~9位が青龍賞、西日本の合計ポイント1~9位が白虎賞、東西の10~36位が東日本、西日本二次予選へ
一次予選1 | 一次予選2 | |
---|---|---|
1着 | 10pt | 13pt |
2着 | 9pt | 11pt |
3着 | 8pt | 9pt |
4着 | 7pt | 7pt |
5着 | 6pt | 6pt |
6着 | 5pt | 5pt |
7着 | 4pt | 4pt |
8着 | 3pt | 3pt |
9着 | 2pt | 2pt |
棄権 | 1pt | 1pt |
欠場 | 0pt | 0pt |
東日本、西日本二次予選(各3レース)1~3着と青龍賞、白虎賞全員(失格除く)が東西の準決勝進出
東日本、西日本準決勝(各2レース)1~2着と3着1名が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 岸和田 | 北井佑季 | 2340円 |
2023 | 岸和田 | 古性優作 | 37340円 |
2022 | 岸和田 | 古性優作 | 91950円 |
2021 | 岸和田 | 宿口陽一 | 58660円 |
2020 | 和歌山 | 脇本雄太 | 4740円 |
2019 | 岸和田 | 中川誠一郎 | 44490円 |
2018 | 岸和田 | 三谷竜生 | 5350円 |
2017 | 岸和田 | 新田祐大 | 9190円 |
2016 | 名古屋 | 新田祐大 | 96850円 |
2015 | 岸和田 | 武田豊樹 | 9940円 |
直近25年間(2000~2024年)の優勝者は、東日本14勝・西日本11勝。岸和田競輪場での開催が多く、2022~23年は地元大阪の古性優作が連覇達成。2024年は元Jリーガーの北井祐季がG1初優勝を達成しています。
オールスター競輪


ファン投票によって選ばれた選手たちが火花を散らす「オールスター競輪」。
G1では日本選手権に次ぐ高額の優勝賞金を争う夏の大一番です。開催時期がお盆と重なることから、毎年節間を通して多くのファンが本場に詰め掛けます。
開催時期 | 8月(6日間開催) |
優勝賞金 | 6100万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 154億5641万400円 |
参加選手数 | 135名 |
選考期間 | 前年12月~当年5月 |
オールスター競輪の出場資格
- S級S班在籍者
- 3回以上優勝した者(開催時S級1班在籍)
- 選考期間において2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班在籍選手のみ)
- 【1~3】を除くファン投票上位者(50位まで)
- 【1~4】を除く選考期間の平均競走得点上位者
- 選手選考委員会による推薦(10名)
勝ち上がり形式
一次予選は(ポイント制)
※第1走はファン投票順位によって出走レースが3つに分かれる
- ドリームレース(初日、ファン投票1~9位)
- オリオン賞レース(2日目、ファン投票10~18位)
- 一次予選1(初日~2日目、ファン投票19位以下)
※第2走は全員が一次予選2(2~3日目)に出走
全選手2レースを走り、合計ポイント1~9位がシャイニングスター賞、10~63位が二次予選へ
ドリーム | オリオン賞 | 予選1/2 | |
---|---|---|---|
1着 | 18pt | 15pt | 10pt/13pt |
2着 | 17pt | 14pt | 9pt/11pt |
3着 | 16pt | 13pt | 8pt/10pt |
4着 | 15pt | 12pt | 7pt/9pt |
5着 | 14pt | 11pt | 6pt/8pt |
6着 | 13pt | 10pt | 5pt/7pt |
7着 | 12pt | 9pt | 4pt/6pt |
8着 | 11pt | 8pt | 3pt/5pt |
9着 | 10pt | 7pt | 2pt/4pt |
棄権 | 8pt | 5pt | 1pt/1pt |
欠場 | 0pt | 0pt | 0pt |
二次予選(6レース)1~3着とシャイニングスター賞全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 平塚 | 古性優作 | 27700円 |
2023 | 西武園 | 眞杉匠 | 5880円 |
2022 | 西武園 | 脇本雄太 | 4720円 |
2021 | いわき平 | 古性優作 | 5280円 |
2020 | 名古屋 | 松浦悠士 | 6210円 |
2019 | 名古屋 | 新田祐大 | 32580円 |
2018 | いわき平 | 脇本雄太 | 3530円 |
2017 | いわき平 | 渡邉一成 | 4860円 |
2016 | 松戸 | 岩津裕介 | 16580円 |
2015 | 松戸 | 新田祐大 | 4630円 |
2024年末に引退を表明したレジェンド「神山雄一郎」が最多の5回優勝。
脇本雄太は2018年に初日ドリームレースから5連勝で完全優勝を達成。しかし、ファン投票1位になった年(2019・2020・2023)の優勝はまだありません。
寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント


グランプリ出場争いが佳境に入る秋のG1「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」。
自転車世界選手権(1990年・前橋競輪場)の開催を記念して、1992年に第1回大会が開始されました。大会の性質上、出場選手の選考には自転車競技での実績が重視されています。
開催時期 | 10月(4日間開催) |
優勝賞金 | 4090万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 85億7311万300円 |
参加選手数 | 108名 |
選考期間 | 平均競走得点:当年2月~7月 国際大会:前年8月~当年7月 |
寛仁親王牌の出場資格
- S級S班在籍者
- 3回以上優勝した者(開催時S級1班在籍)
- 選考期間における世界選手権トラック種目出場者
- 選考期間における世界選手権に準ずる国際大会トラック種目の1~3位選手
- 選考期間におけるアジア選手権ケイリンまたはスプリントの1位選手
- 過去のオリンピック自転車競技トラック種目メダリスト(全日本プロ選手権自転車競技大会(以下全プロ)出場かつ開催時S級1班在籍が条件)
- 当年度全プロトラック種目の1~3位選手(ケイリンは決勝出場者全員)
- 当年度全プロトラック種目出場者で選考期間における平均競走得点上位者
- 【1~8】を除く、前年度地区プロトラック種目出場者から選考期間における平均競走得点を勘案し選手選考委員会が推薦した者
勝ち上がり形式
- 一次予選(9レース)1~2着が二次予選A、3~4着が二次予選Bへ
- 特別選抜予選(2レース)1~2着がローズカップ、3~4着と5着1名が二次予選A、5着1名と6~9着が二次予選Bへ
- 日本競輪選手会理事長杯(1レース)1~5着がローズカップ、6~9着が二次予選Aへ
二次予選A(3レース)1~4着、二次予選B(3レース)1~2着、ローズカップ全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 弥彦 | 古性優作 | 121980円 |
2023 | 弥彦 | 古性優作 | 7550円 |
2022 | 前橋 | 新田祐大 | 28390円 |
2021 | 弥彦 | 平原康多 | 194360円 |
2020 | 前橋 | 脇本雄太 | 4500円 |
2019 | 前橋 | 村上博幸 | 16890円 |
2018 | 前橋 | 脇本雄太 | 1600円 |
2017 | 前橋 | 渡邉一成 | 3670円 |
2016 | 前橋 | 稲垣裕之 | 3960円 |
2015 | 弥彦 | 園田匠 | 212050円 |
第1回大会以降、開催場は「前橋・弥彦・青森」の3場で行われています。
弥彦開催時の決勝戦に限れば、3連単10万円以上の大波乱が連発。2022年の新田祐大はこの優勝でグランドスラムを達成し、2023年の古性優作は史上2人目の完全優勝を果たしました。
朝日新聞社杯競輪祭


競輪発祥の地・小倉で開催される「朝日新聞社杯競輪祭」は、大会終了後にグランプリ出場選手が決まる大詰めのG1。
注目はボーダーギリギリの選手と圏外から逆転を狙う選手の攻防。初日から見逃せないレースばかりが続く6日間のナイター開催です。
開催時期 | 11月(6日間開催) |
優勝賞金 | 4790万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 132億0643万8700円 ※女子王座戦含む |
参加選手数 | 108名 |
選考期間 | 当年3月~8月 |
競輪祭の出場資格
- S級S班在籍者
- 3回以上優勝した者(開催時S級1班在籍)
- 当年の「G2サマーナイトフェスティバル」決勝進出者
- 前年9月~当年8月における「4日制G3開催」決勝1~3着の回数上位者
- 【1~4】を除く選考期間の平均競走得点上位者
勝ち上がり形式
一次予選(ポイント制)
全選手2レースを走り、合計ポイント1~9位がダイヤモンドレース、10~36位が二次予選A、37~63位が二次予選Bへ
一次予選1 | 一次予選2 | |
---|---|---|
1着 | 10pt | 13pt |
2着 | 9pt | 11pt |
3着 | 8pt | 9pt |
4着 | 7pt | 7pt |
5着 | 6pt | 6pt |
6着 | 5pt | 5pt |
7着 | 4pt | 4pt |
8着 | 3pt | 3pt |
9着 | 2pt | 2pt |
棄権 | 1pt | 1pt |
欠場 | 0pt | 0pt |
二次予選A(3レース)1~4着、二次予選B(3レース)1~2着、ダイヤモンドレース全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 小倉 | 脇本雄太 | 1640円 |
2023 | 小倉 | 眞杉匠 | 18750円 |
2022 | 小倉 | 新山響平 | 14260円 |
2021 | 小倉 | 吉田拓矢 | 55370円 |
2020 | 小倉 | 郡司浩平 | 26820円 |
2019 | 小倉 | 松浦悠士 | 4080円 |
2018 | 小倉 | 浅井康太 | 15340円 |
2017 | 小倉 | 新田祐大 | 19120円 |
2016 | 小倉 | 平原康多 | 6700円 |
2015 | 小倉 | 武田豊樹 | 3250円 |
グランプリを懸けた勝負駆けレースとも呼ばれる「競輪祭」。
1992~94年は吉岡稔真、1995~97年には神山雄一郎が3連覇。2017年の新田祐大以降は初優勝の選手が続いています。
ガールズ競輪のG1開催
人気も車券売上も右肩上がりのガールズケイリン。そうした影響もあって優勝賞金は年々増加傾向にあり、年末のガールズグランプリに繋がるG1開催も4つに増えました。
大会名 | 開催月 | 優勝賞金 ※副賞込み |
---|---|---|
オールガールズクラシック | 4月 | 750万円 |
パールカップ | 6月 | 540万円 |
女子オールスター競輪 | 8月 | 310万円 |
競輪祭女子王座戦 | 11月 | 540万円 |
オールガールズクラシック


2023年度に新設されたG1「オールガールズクラシック」。
全レース女子選手のみの単独開催となり、同時期に行われる日本選手権のガールズ版という位置付けで行われます。
開催時期 | 4月(3日間開催) |
優勝賞金 | 750万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 30億1413万9100円 |
参加選手数 | 42名 |
選考期間 | 前年2月~当年1月 |
オールガールズクラシックの出場資格
- 前年のガールズグランプリで1~3着となった者
- 選考期間において4か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(選考期間の平均競走得点上位20位以内の選手のみ)
- 前年の同大会決勝進出者
- 【1~3】を除く選考期間の平均競走得点上位者
勝ち上がり形式
- 予選(5レース)1~2着と3着4名が準決勝進出
- ティアラカップ(1レース)全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~2着と3着1名が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 久留米 | 児玉碧衣 | 1260円 |
2023 | 松戸 | 佐藤水菜 | 6200円 |
パールカップ


実施時期(6月)の誕生石から名付けられた「パールカップ」。
G1高松宮記念杯の初日~3日目に行われており、選考方法や勝ち上がりも高松宮記念杯と同じく東西対抗の形式を採用しています。
開催時期 | 6月(3日間開催 ※G1高松宮記念と併催 |
優勝賞金 | 540万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 単独開催の情報なし |
参加選手数 | 28名(東西各14名) |
選考期間 | 前年10月~当年3月 |
パールカップの出場資格
- 前年のガールズグランプリで1~3着となった者
- パリ五輪自転車競技トラック種目代表選手(2024、2025年大会適用)
- 選考期間において2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(選考期間の平均競走得点上位20位以内の選手のみ)(2023、2024年大会適用)
- 選考期間の平均競走得点上位者(東西別)
勝ち上がり形式
予選(東西各2レース)1~3着と4着1名が東日本、西日本準決勝進出
準決勝(東西各1レース)1~3着と4着1名が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 岸和田 | 石井貴子 | 1220円 |
2023 | 岸和田 | 児玉碧衣 | 17600円 |
女子オールスター競輪


2024年にF2の格付けで初開催され、翌2025年からG1に昇格した「女子オールスター競輪」。ファン投票上位選手を中心としたメンバーで争われる夏のナイター決戦です。
開催時期 | 8月(3日間開催) |
優勝賞金 | 310万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 情報なし |
参加選手数 | 42名 |
選考期間 | 前年12月~当年5月 |
備考 | ファン投票対象選手は2024年後期(7月~12月)の平均競走得点50点以上の選手および2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した選手 |
女子オールスター競輪の出場資格
- 前年のガールズグランプリで1~3着となった者
- パリ五輪自転車競技トラック種目代表選手(2025年大会適用)
- 【1~2】を除くファン投票上位者(20位まで)
- 【1~3】を除く選考期間の平均競走得点上位者
勝ち上がり形式
予選(5レース)1~2着と3着4名、ガールズドリームレース(ファン投票1~7位/1レース)全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~2着と3着1名が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 平塚 | 佐藤水菜 | 2960円 |
※2024年はF2開催で実施(回数にカウントされない)
競輪祭女子王座戦


競輪祭の前半3日間に実施されるG1「競輪祭女子王座戦」。
男子と同様、ガールズもこの大会で7名のグランプリ出場選手が決定。ボーダー以下にいる選手たちはGP出場権獲得を狙う勝負駆けレースとなります。
開催時期 | 11月(3日間開催) ※競輪祭と併催 |
優勝賞金 | 540万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 単独開催の情報なし |
参加選手数 | 28名 |
選考期間 | 当年3月~8月 |
競輪祭女子王座戦の出場資格
- 前年のガールズグランプリで1~3着となった者
- 選考期間における決勝1~3着回数の上位者(単発レースを除く)
- 【1~2】を除く選考期間の平均競走得点上位者
勝ち上がり形式
予選(4レース)1~3着と3着2名が準決勝進出
準決勝(2レース)1~3着と4着1名が決勝進出
歴代優勝者・決勝戦結果
年 | 開催場 | 優勝選手 | 配当 ※3連単 |
---|---|---|---|
2024 | 小倉 | 佐藤水菜 | 1640円 |
2023 | 小倉 | 梅川風子 | 14390円 |
競輪(男子)のG2開催
S級S班をはじめ、多くのトップレーサーが参戦するハイレベルなG2開催。G1には劣るものの、ランキングを押し上げるのに十分な優勝賞金が用意されています。
大会名 | 開催月 | 優勝賞金 ※副賞込み |
---|---|---|
ウィナーズカップ | 3月 | 2800万円 |
サマーナイトフェスティバル | 7月 | 1570万円 |
共同通信社杯競輪 | 10月 | 2890万円 |
ヤンググランプリ | 12月 | 680万円 |
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G2は出場資格に特色がある点にも注目!
ウィナーズカップ


G1日本選手権の開催時期の移行に伴い、空いた3月に2017年から新設されたG2「ウィナーズカップ」。その名の通り、出場するためには“レースでの1着回数”が重要になってきます。
開催時期 | 3月(4日間開催) |
優勝賞金 | 2800万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 74億1965万9100円 |
参加選手数 | 108名 |
選考期間 | 当年7月~12月 |
ウィナーズカップの出場資格
- S級S班在籍者
- 選考期間における1着回数上位30名
- 前年のヤンググランプリ出場選手
- 選考期間におけるFI開催決勝1~3着回数上位者
- 【1~4】を除く選考期間の平均競走得点上位者
勝ち上がり形式
- 一次予選(9レース)1~4着が二次予選へ
- 特別選抜予選(3レース)1~3着が毘沙門天賞、4~9着は二次予選へ
二次予選(6レース)1~3着と毘沙門天賞全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者
年 | 開催場 | 優勝選手 |
---|---|---|
2024 | 取手 | 脇本雄太 |
2023 | 別府 | 松浦悠士 |
2022 | 宇都宮 | 清水裕友 |
2021 | 松阪 | 清水裕友 |
2020 | 福井 | 松浦悠士 |
2019 | 大垣 | 脇本雄太 |
2018 | 松山 | 武田豊樹 |
2017 | 高松 | 郡司浩平 |
サマーナイトフェスティバル


ナイターのビッグレースが少なかった2005年から開催しているG2「サマーナイトフェスティバル」。2025年大会からは男子選手のみによる4日間開催に変わりました。
選考のカギとなるのは優勝回数。ほぼ同じメンバーが揃う8月のオールスターに向けた前哨戦です。
開催時期 | 7月(4日間開催) |
優勝賞金 | 1570万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 64億6833万2900円 |
参加選手数 | 108名 |
選考期間 | 前年11月~当年4月 |
サマーナイトフェスティバルの出場資格
- S級S班在籍者
- パリ五輪自転車競技トラック種目代表選手(2024~25年大会適用)
- 選考期間において2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班在籍)(2024年大会適用)
- 選考期間におけるグランプリ優勝者
- 選考期間におけるG1、G2(ヤンググランプリ含む)優勝者
- 選考期間におけるG3優勝者
- 選考期間におけるF1優勝者(優勝回数上位者から選抜)
- 【1~7】を除く選考期間の平均競走得点上位者
勝ち上がり形式
予選(8レース)1~2着と3着2名、特別選抜予選(1レース)全員(失格除く)が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者
年 | 開催場 | 優勝選手 |
---|---|---|
2024 | 松戸 | 眞杉匠 |
2023 | 函館 | 松浦悠士 |
2022 | 玉野 | 松浦悠士 |
2021 | 函館 | 松浦悠士 |
2020 | いわき平 | 清水裕友 |
2019 | 別府 | 村上博幸 |
2018 | 松戸 | 渡邉一成 |
2017 | 伊東温泉 | 新田祐大 |
2016 | 川崎 | 浅井康太 |
2015 | 函館 | 近藤龍徳 |
共同通信社杯競輪


長い歴史を持つG2「共同通信社杯競輪」。
予選メンバーは選考順位によって自動的に決定。番組屋が編成しないため、難解なコマ切れ戦が非常に多くなります。また、若手レーサーの出場枠を多く設けられているのも特徴的です。
開催時期 | 9月(4日間開催) |
優勝賞金 | 2890万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 79億6876万7600円 |
参加選手数 | 108名 |
選考期間 | 当年1月~6月 |
共同通信社杯競輪の出場資格
- S級S班在籍者
- 直近前回の五輪自転車競技メダリスト(2025年大会はパリ五輪)
- スポンサー推薦選手(3名以内)
- 【1~3】を除く、111期(※)以降の各期卒業の選手選考期間における平均競走得点上位者25名 ※開催年から8年前までの競輪学校卒業期が対象
- 【1~4】を除くFI開催決勝1~3着回数上位者
- 【1~5】を除く選考期間の平均競走得点上位者
勝ち上がり形式
一次予選(12レース)1~2着と3着3名(計27名)が二次予選A、3着9名と4~5着全員と6着3名(計36名)が二次予選Bへ
二次予選A(3レース)1~5着、二次予選B(4レース)1~3着が準決勝進出
準決勝(3レース)1~3着が決勝進出
歴代優勝者
年 | 開催場 | 優勝選手 |
---|---|---|
2024 | 宇都宮 | 眞杉匠 |
2023 | 青森 | 深谷知広 |
2022 | 名古屋 | 郡司浩平 |
2021 | 岐阜 | 山口拳矢 |
2020 | 伊東温泉 | 中本匠栄 |
2019 | 松阪 | 郡司浩平 |
2018 | 高知 | 平原康多 |
2017 | 武雄 | 諸橋愛 |
2016 | 富山 | 竹内雄作 |
2015 | 防府 | 神山雄一郎 |
ヤンググランプリ


一発勝負が見どころのG2「ヤンググランプリ」。
将来有望な若手レーサーたちがぶつかり合うグランプリ3連戦最初のレース。歴代覇者には、後にG1&KEIRINグランプリを勝った選手の名前もあります。
開催時期 | 12月28日 ※KEIRINグランプリ・寺内大吉記念杯競輪シリーズの初日11レース |
優勝賞金 | 680万円(副賞含む) |
大会総売上 ※2024年 | 単独開催の情報なし |
参加選手数 | 9名(一発勝負) |
出場条件 | 開催年から2年以内にデビューした選手。グランプリの出場資格を持つ選手は除外 |
選考期間 | 当年1月~9月 |
ヤンググランプリの出場資格
- 世界選手権自転車競技大会個人種目金メダル獲得者(ケイリン種目は銀、銅メダルも対象)、夏季五輪開催年は自転車競技トラック種目代表選手(いずれも開催時S級在籍)
- 開催時S級在籍者の中で選考期間における平均競走得点上位者
- 開催時A級在籍者の中で選考期間における平均競走得点上位者
歴代優勝者
年 | 開催場 | 優勝選手(登録期) |
---|---|---|
2024 | 静岡 | 纐纈洸翔(121期) |
2023 | 立川 | 太田海也(121期) |
2022 | 平塚 | 菊池岳仁(117期) |
2021 | 静岡 | 小原佑太(115期) |
2020 | 平塚 | 松井宏佑(113期) |
2019 | 立川 | 松本貴治(111期) |
2018 | 静岡 | 太田竜馬(109期) |
2017 | 平塚 | 鈴木竜士(107期) |
2016 | 立川 | 渡邉雄太(105期) |
2015 | 京王閣 | 野口大誠(105期) |
まとめ
ほぼ全ての競輪ファンが熱狂するG1・G2。出場資格や勝ち上がりのルールなど、大会ごとに独自のカラーが楽しさを増強させています。
タイトル獲得には厳しいレースを勝ち抜く強靭な力、そしてここ一番の勝負強さや好調を維持する調整力。KEIRINグランプリへと続く選手たちの戦いから目が離せません!
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