公営ギャンブルをやらない人にとっては馴染みのない世界である競輪。
閉鎖的なムラ社会でありながら、2000人以上の選手を抱える大所帯である業界ということで、親子で活躍する選手は意外にも多く存在。
ここでは過去に活躍した親子選手を含めて、親子で活躍する競輪選手を紹介します。
親子関係は良好なのか?親子でラインを組むことはあるのか?親子レーサーの秘密について暴露していきます。
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親子で連携(ライン)を組んだ選手はいる?
野球やサッカーと比較すると選手寿命の長いことで知られる競輪。過去には68歳でも競輪選手を続けていたという驚きの記録もあるほど高齢選手が多い競技です。
そういった背景もあり、「子どもがデビューしたとき、父親がまだ現役選手として走っている」というパターンは決して珍しくない光景。
ここからは親子連携(ライン)を組んだ選手がいるのかを調査しました。
親子での同一レース出場は禁止
親子で同一レースに出場することは原則として禁止。
自転車競技法に具体的な記載はないものの、過去日刊スポーツの記事にて「親子で同一レースを誘導、出走することはルールで禁じられている」と公表されています。
理論上は親子共にS級に所属し、GI・G2に出場して双方が勝ち上がった末に決勝戦で戦うという可能性はあります。ただ、現実には親子出走は叶っていません。
一方で、同一開催での親子あっせんは日常的に行われています。
2020年9月の弥彦ミッドナイト競輪では、A級1班太田真一、A級3班の太田龍希が同時に出場。取鳥雄吾・取鳥敬一親子、國村洋・國村美留莉らも同時あっせんを受けた過去があります。
兄弟での同一レース出場は可能
兄弟での同一レース出場は可能。
露骨なアシストを行う可能性があるため、運営側は予選から同一レースに出場させる可能性は低いものの、開催の目玉として兄弟揃ってあっせんすることはしばしば。
2人が決勝戦に進出した際は兄弟ラインを組む光景が見られ、記念(G3)レースで兄弟ワンツーを決める結果になったことも。
2019年9月8日青森競輪場12レース「みちのく記念 S級決勝戦」では、新山響平と新山将史が兄弟ワンツー。
地元青森での開催ということもあり、新山響平ら東北地区の選手は4人が決勝へ進出。突出した力を持つ新山響平が4車ラインの番手でレースをするという盤石の態勢。
3番手の新山将史も展開利を受けて、しっかり2着を確保しました。
モト脇本雄太・脇本勇希兄弟は記念決勝で連携したことはあるが、ワンツーフィニッシュをしたことはないんだ。
GI勝利経験のある親子
1年に6回のGIレースが行われる競輪。
2000人以上の選手が在籍するなかで、GIタイトルを手にすることができるのは、ほんの一握りのトップ選手だけ。
そのうえ、親子で選手として活躍しているケース自体が少ないことから、GIタイトルに届く親子選手はまさに“サラブレッド”と言える存在です。
ここでは、そんな“選ばれし親子たち”を紹介します。※親と子どちらかがGIタイトルを獲得しているケースも含みます。
山口拳矢&山口幸二


| 項目 | 息子 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 山口拳矢 | 山口幸二 |
| ふりがな | やまぐちけんや | やまぐちこうじ |
| 生年月日 | 1996年1月26日 | 1968年7月29日 |
| 期 | 117期 | 62期 |
| 師匠 | 山口富生 | 棚橋良博 |
| タイトル | 日本選手権競輪 | ケイリングランプリ オールスター競輪 |
| 引退日 | ⁻ | 2012年12月25日 |
親子それぞれがGIを勝利した山口拳矢と山口幸二。
父親の山口幸二はGIのみならず競輪グランプリの優勝歴もあり、現在はGI・G2など大きなレースでのインタビュアーを務める競輪界の顔。
山口幸二の父山口啓も競輪選手。叔父の山口富生もGI勝利歴があり、山口拳矢、山口聖矢の兄弟は競輪界のサラブレッドと呼ばれています。
山口拳矢が子供の頃は、特に父親が競輪選手で大金を稼いでいることを認識しておらず。高校生で競輪選手を意識するようになってからは父親の職業を認識して、徐々にリスペクトするように。
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山口拳矢の師匠は山口富生。現役で活躍を続ける選手の方が師匠に相応しいと父親が言ったらしいぞ。
山口拳矢が日本選手権競輪を勝利した際は、父親である山口幸二がインタビューしました。照れまくる息子とテンションが上がる父親のやり取りは微笑ましいものでした。
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3:23頃から親子インタビューが始まるぞ。
山口拳矢はその見た目からも分かるように奔放な性格で、過去に何度か大きなやらかしたが…。具体的なやらかしについては、以下を参考にして下さい。


郡司浩平&郡司盛夫


| 項目 | 息子 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 郡司浩平 | 郡司盛夫 |
| ふりがな | ぐんじこうへい | ぐんじもりお |
| 生年月日 | 1990年9月4日 | 1960年12月24日 |
| 期 | 99期 | 50期 |
| 師匠 | 郡司盛夫 | – |
| タイトル | 全日本選抜競輪 競輪祭 | – |
| 引退日 | ⁻ | 2018年7月3日 |
今やGIの常連となり、競輪界の顔とも言える郡司浩平。その父は元競輪選手の郡司盛夫です。
もともと浩平は競輪選手になるつもりはなく、学生時代は野球に打ち込んでいました。しかし、いつしか競輪一筋で生きる父盛夫の背中に強く惹かれ、「自分もこの道を進みたい」と決意。



尊敬できる人物は郡司盛夫ただ1人。
インタビューで上のように語るほど、浩平にとって父は特別な人でした。
ところが、浩平が競輪選手を目指すと打ち明けた当初、盛夫は首を縦に振りませんでした。その理由は、かつて競輪選手を志した浩平の兄の存在。
兄は盛夫のもとで厳しい練習に励みましたが、その過酷さに耐えきれず途中で断念。その経験から、父は「競輪選手は並大抵の覚悟ではなれない」と痛感していました。
一度は断れたものの浩平の熱意は揺るがず。真剣な覚悟を受け取った盛夫はついに師匠となることを決意します。
その日から父は浩平に対して、容赦のない過酷な練習を課します。しかし、浩平は持ち前の精神力と努力でそれを乗り越え、見事に競輪養成所に合格。
デビュー後は瞬く間にS級へと昇格し、トップ選手の仲間入りを果たします。そして、初のGI優勝を果たしたその瞬間、テレビ越しにレースを見ていた盛夫は涙。お互いを尊重し合う師弟であり親子です。
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郡司浩平は鍛え上げられた筋肉が話題になっている。ムキムキ画像は以下から見てくれ。


市田龍生都&市田佳寿浩


| 項目 | 息子 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 市田龍生都 | 市田佳寿浩 |
| ふりがな | いちだりゅうと | いちだかずひろ |
| 生年月日 | 2001年9月28日 | 1960年12月24日 |
| 期 | 127期 | 76期 |
| 師匠 | 市田佳寿浩 | 野原哲也 |
| タイトル | – | 寛仁親王牌競輪 |
| 引退日 | ⁻ | 2018年12月13日 |
2025年に超新星としてデビューした市田龍生都。彼の父親は、全日本選抜競輪を勝利した市田佳寿浩。
特別昇級でS級2班に駆け上がった市田龍生都。将来はS級1班に留まらず、GI優勝まで見込まれている競輪界のホープですが、父親へのリスペクトはMAXで、「競輪選手としての目標は父親」と断言。
高校時代には1kmタイムトライアルをはじめ、国体やインターハイで全国優勝。大学に入るとインカレ短距離で3冠を達成するなど、無双状態に。周りからは『怪物現る』と大きく取り上げられました。
これだけの実績を残すまでに努力したのも、全ては競輪選手になるため。
父親の市田佳寿浩は、龍生都が子供の頃から競輪選手の厳しさを説き、「競輪選手になるには相当な覚悟が必要」と伝えていましたことから、龍生都は学生時代から桁違いのプロ意識を持っていました。
競輪選手になりたいと言い続け、様々な高いで優勝した龍生都に対して、父・佳寿浩は最大限のバックアップをすることを約束。師匠となり、二人三脚でGI・グランプリを獲るべく練習を重ねています。
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父親譲りのストイックさを持つ市田龍生都。彼の高校時代・養成所での成績は以下から確認してくれ。


山崎歩夢&山崎芳仁


| 項目 | 息子 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 山崎歩夢 | 山崎芳仁 |
| ふりがな | やまざきあゆむ | やまざきよしひと |
| 生年月日 | 2005年3月25日 | 1979年6月12日 |
| 期 | 125期 | 88期 |
| 師匠 | 山崎芳仁 | 添田広福 |
| タイトル | ⁻ | 高松宮記念杯競輪 オールスター競輪 全日本選抜競輪 寛仁親王牌競輪 競輪祭 |
| 引退日 | ⁻ | ⁻ |
オールスター競輪を始めとしたGI9勝を誇るレジェンド山崎芳仁の息子山崎歩夢は2024年5月にデビュー。
山崎歩夢は競輪界に名を残す選手の息子とあってサラブレッドと評される選手ですが、東日本大震災によって中学校まで沖縄県で過ごすことになった苦労人。



目標とする競輪選手は父。まずはGIを勝てる選手になりたい。
2025年4月25日、A級3連勝を決めた山崎歩夢はS級に昇格。実力はどんどん強化されており、将来GIに手が届くポテンシャルがあることは間違いありません。
ただネックはいわき平競輪場をホームバンクとする北日本地区の選手であるということ。
かつては新田祐大、佐藤慎太郎などの強豪選手が多数おり、強力なラインを有していましたが、2人は怪我の影響もあって現在は低迷。
青森の新山響平1人が気を吐いている状況で苦しい状況。山崎歩夢には北日本をけん引する選手になることが求められます。
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ちなみに父・山崎芳仁は家庭内でも競輪においても厳しい姿勢を見せるおっかない父親らしいぞ。
ガールズの娘を持つ親子
2012年から女子競輪(ガールズケイリン)が復活したことから、父親と娘の親子レーサーも数多く誕生しています。
ここでは既に引退した選手を含め、父娘で活躍している親子レーサーを紹介します。
久米詩&久米康徳


| 項目 | 娘 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 久米詩 | 久米康徳 |
| ふりがな | くめうた | くめやすのり |
| 生年月日 | 1999年9月3日 | 1973年2月11日 |
| 期 | 116期 | 70期 |
| 師匠 | 南昇 丸山繫一 栗田雅也 | ⁻ |
| 引退日 | ⁻ | 2016年2月25日日 |
いまや押しも押されぬ、ガールズのトップレーサーとなった久米詩。父親は向日町競輪場で活躍をした久米康徳です。
誰からも愛される人柄で、現在は伊豆にある競輪選手の養成所で指導員として働いています。一方で、競輪には厳しい姿勢を持っており、生徒からは鬼教官と言われているのだとか。
久米詩は父親の厳しい面を引き継いだのか練習方法やマインドセットなど、強い哲学と拘りを持つ選手として有名。気に入らないアドバイスを貰った時は塩対応で、その場から去ってしまうほど気が強いのだとかw。
父康徳はそんな娘の性格を見透かしてか、娘の意思を尊重して口出しすることは少ないそう。
競輪に関わらない部分ではとても仲の良い親子で、一緒に出掛けることもしばしば。娘・詩は父親に対して「康徳さ~」といじり半分で呼んでおり、絶妙のバランス感覚のうえで親子関係を保っています。
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久米詩は”私服姿が可愛い”とビジュアル面でも高い評価を受けている選手。彼女の美しい画像は以下からチェックしてくれ


ちなみにS級で活躍する久米康平(100期)は、久米詩・久米康徳との血縁関係はありませんが、親子選手の1人。
久米康平の父親は「久米康隆(65期)」。久米康平の師匠も務めています。
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競輪選手には同じ小松島をホームバンクとする久米良もいる。久米詩とも久米康平とも縁故関係はないぞ。
飯田風音&飯田威文


| 項目 | 娘 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 飯田風音 | 飯田威文 |
| ふりがな | いいだかざね | いいだたけふみ |
| 生年月日 | 2001年8月9日 | 1971年11月15日 |
| 期 | 120期 | 67期 |
| 師匠 | 飯田威文 | 二塚正裕 |
| 引退日 | ⁻ | ⁻ |
ガールズ競輪の中でも、今まさに成長株として注目を集めているの飯田風音。その父親はベテラン選手の飯田威文です。
親子でありながら、まるで“戦友”のような2人。家では風音が料理を作り、威文が皿洗いを担当。どちらが偉いとか上とかではなく、自然と家事を分担し合う。そんな2人の関係性から良好な関係が伺えます。
普段の練習でも、揃ってホームバンクに姿を見せる2人。「うぃーす!」と仲間たちに挨拶して、練習メニューを黙々とこなす。親子で同じ汗を流す光景は、見ている人達をほっこりさせます。
風音はその可愛らしいルックスから“美人選手”としても話題ですが、さすがに父親と同居しているとなれば…。他の選手たちもなかなか手が出せませんw
そんな彼女の最大の魅力は、見た目だけにあらず。父・威文が「競輪は才能が必要。努力だけでは届かない」と語るほどの厳しい世界で、「娘には才能があったんだなぁ」と素直に認めるほどの素質を持っています。
ただ、マイペースな風音は制御がとても難しい選手。
練習中に口を出されると「もういい!」と不機嫌になることもしばしば。そんなマイペースな一面は、彼女がレース本番で実力を出し切れる強心臓に繋がっており、強みにもなっています。
ストイックさと競輪への熱がもう一段階高まれば、ガールズグランプリの出場も夢ではない逸材。
父と娘、二人三脚で夢を追う日々。その先にある“親子での大舞台”を、ファンも心から願っています。
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飯田風音は精神的なムラがあり、過去には八百長疑惑を向けられたことが…。詳細は以下から確認してくれ


北津留千羽&北津留翼


| 項目 | 娘 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 北津留千羽 | 北津留翼 |
| ふりがな | きたつるちはね | きたつるつばさ |
| 生年月日 | 2006年3月2日 | 1985年4月26日 |
| 期 | 128期 | 90期 |
| 師匠 | 北津留翼 | ⁻ |
| 引退日 | ⁻ | ⁻ |
現在、トップクラスで活躍する北津留翼の娘北津留千羽は、2025年5月にガールズケイリンにデビュー。
インタビューではいつもにこやかに回答する北津留翼。プライベートでもそのイメージ通りに優しい性格なようで、娘千羽が養成所でホームシックになった時は、電話越しに優しい言葉を掛け続けたのだとか。
養成所を卒業した北津留千羽は、「父親のような競輪選手になりたい!」と宣言。家ではパパと呼んでいるようにとても仲の良い親子。
小学校からマウンテンバイクで鍛えたバランス感覚を武器にデビューしましたが、2ヶ月間勝ち星を挙げることができず…。
歓喜の瞬間を迎えたのは、2025年7月3日の名古屋競輪場5レースのL級ガールズ一般戦。4番手で周回を行うと最終バックストレッチで2番手集団に加わり、コーナーで先頭に立ち先頭ゴール。
19歳という若さに、無限の伸びしろを秘めたヒロイン。これから積み重ねる一走一走によって、“本物の選手”へと成長していくはず。
内村舞織(寺崎舞織)&内村豪


| 項目 | 娘 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 寺崎舞織 (内村舞織) | 内村豪 |
| ふりがな | てらさきまおり (うちむらまおり) | うちむらつよし |
| 生年月日 | 1998年2月20日 | 1971年9月6日 |
| 期 | 112期 | 67期 |
| 師匠 | 藤田剣次 | ⁻ |
| 引退日 | ⁻ | 2015年6月23日 |
2021年にS級のホープ寺崎浩平と結婚した内村舞織は2世選手。父親は内村豪で、鹿児島を拠点に活躍した競輪選手。
もともと競輪選手になる予定はなく、父・内村豪も「厳しい世界だから」と娘の挑戦には反対していました。
そんな彼女の背中を押したのは母のひとこと。「やってみたら? あなたならきっと、輝けるよ」という言葉に心を動かされ、競輪選手になることを決意。
師匠には、あの児玉碧衣と小林優香を育てた藤田剣次。トップ選手に交じり活躍していましたが、2021年には近畿のホープである寺崎浩平と結婚。
今では “ママさんレーサー” として福井を拠点に、主婦業と競輪選手という二つの顔を見事に両立しています。
夫の寺崎浩平は2025年のオールスター競輪で悲願のGI初制覇。その大舞台の裏には、家で支える舞織の存在があったことは周知の事実。
家族の絆に支えられながら、ひとりの女性として、母として、そして競輪選手として、これからの内村舞織から目が離せません。
一方で、父の内村豪は現役を退いた今、地元・鹿児島県鹿屋市で自転車店を営み、娘の挑戦を誰よりも温かく見守っているのだとか。
鈴木彩夏&鈴木康雄


| 項目 | 娘 | 父親 |
|---|---|---|
| 名前 | 鈴木彩夏 | 鈴木康雄 |
| ふりがな | すずきあやか | すずきやすお |
| 生年月日 | 1995年4月14日 | 日 |
| 期 | 110期 | 53期 |
| 師匠 | 鈴木康雄 | ⁻ |
| 引退日 | ⁻ | 2018年7月17日 |
ガールズ初期から活躍している鈴木彩夏の父親は鈴木康雄。
小さい頃から父親っ子だった鈴木彩夏は、ガールズでデビューしてからも一緒に出掛ける仲の良い関係性。
父の康雄は師匠と弟子という立場を重んじようとするものの、娘の彩夏にとっては親子の側面が強いようで、異性の親子の難しさが出ているのだとかw。
父親と息子とは違い、父親と娘というのは感情的な折り合いなどが難しいようです。
親子3代の競輪選手
歴史ある競輪界では、親と子にとどまらず、祖父・父親・息子の親子3代で競輪選手になる稀なケースも。
ここから登場するのは、“競輪に生きるDNA”を持つ、希少な一族たちです。
近藤龍徳&近藤幸徳&近藤幸男


| 項目 | 息子 | 父親 | 祖父 |
|---|---|---|---|
| 名前 | 近藤龍徳 | 近藤幸徳 | 近藤幸男 |
| ふりがな | こんどうたつのり | こんどうゆきのり | こんどうゆきお |
| 生年月日 | 1991年1月20日 | 1963年5月16日 | – |
| 期 | 101期 | 52期 | 9期 |
| 師匠 | 鰐渕正利 | – | – |
| 引退日 | ⁻ | 2021年7月5日 | 1986年10月29日 |
2025年5月に電撃引退となった近藤龍徳は親子3代の競輪選手でした。父親は近藤幸徳、祖父は近藤幸男。
夜王の異名を持ち、破天荒な選手として競輪界に大きなインパクトを与えた選手ですが、実は父親想いな人物。



いままで選手として頑張ったんだから、もう働かなくても良い。うちの近くに引っ越してくれれば、俺が生活の面倒を見る!
近藤幸徳の引退が報じられたとき、近藤龍徳は上記のようにコメントして漢気を見せました。これから親の分までと期待をされましたが、2022年の防府記念で落車して大ケガを負うことに。
多くのファンや競輪仲間から復活を期待されましたが、いつになっても完治しない自分の体に、近藤龍徳の心もポッキリと折れてしまい2025年1月に引退。
中部地区の宝は志半ばでバンクを去りました。親子4代での競輪選手の道はあるのでしょうか。
児玉虎之介&児玉利文&児玉清


| 項目 | 息子 | 父親 | 祖父 |
|---|---|---|---|
| 名前 | 児玉虎之介 | 児玉利文 | 児玉清 |
| ふりがな | こだまとらのすけ | こだまとしふみ | こだまきよし |
| 生年月日 | 2001年6月5日 | 1974年12月19日 | – |
| 期 | 123期 | 76期 | 28期 |
| 師匠 | 山田隼司 | – | – |
| 引退日 | ⁻ | 2025年1月27日 | 1996年4月4日 |
2023年にデビューした児玉虎之介。祖父児玉清、父児玉利文、三代にわたってバンクを駆け抜ける“競輪一族” の血を受け継ぐ選手です。
祖父・児玉清は、数多くのGIに名を連ねた名選手。決勝には届かずとも、昭和〜平成初期の競輪黄金期を支えた職人肌のレーサー。
その遺伝子を色濃く受け継いだ虎之介は、A級戦線で着実に実績を積み上げ、“次世代の有望株”として注目を集めており、S級に昇級できる可能性は十分。
父の児玉利文は2025年1月に現役引退。祖父と父の背中を見て育った虎之介は、2人の想いを受け継ぎ、新たな伝説を作る。地元のファンはそう願っています。
福田礼佳&福田祐治&福田明


| 項目 | 息子 | 父親 | 祖父 |
|---|---|---|---|
| 名前 | 福田礼佳 | 福田祐治 | 福田明 |
| ふりがな | ふくだあやか | ふくだゆうじ | ふくだあきら |
| 生年月日 | 1995年9月24日 | 1964年8月27日 | – |
| 期 | 108期 | 54期 | 期前 |
| 師匠 | – | – | – |
| 引退日 | 2025年01月27日 | 2011年11月28日 | 1979年9月20日 |
祖父福田明と父親福田祐治が競輪選手。そして、娘福田礼佳がガールズという珍しい親子3代選手も。
もともと自転車には興味がなかった福田礼佳ですが、父親の影響で高校から自転車競技を始めて、そのまま競輪選手の道へ。
デビュー時は児玉碧衣・尾崎睦といった強豪を相手に勝利を収めることがあったものの徐々に成績は低迷。ケガも相まって代謝危機に陥ったものの、後に夫になる曽我圭佑(113期)らの支えによって代謝を回避。
2人の子供を出産するなかで現役生活を続けていたものの、2025年1月代謝によって引退することに。父親の福田祐治は2022年に死去しています。
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夫の曽我圭佑の父親曽我明広(69期)も競輪選手。競輪選手同士の結婚であることから、親子4代レーサーが生まれる可能性もあるぞ。
親子の競輪選手
上記で紹介した以外にも親子レーサーは数多く存在。
全てを載せることは出来ませんが、親子レーサーを紹介します。
| 息子・娘 | 父親 |
|---|---|
| 伊藤温希(121期) | 伊藤嘉浩(79期) |
| 太田龍希(117期) | 太田真一(75期) |
| 川口雄太(111期) | 川口秀人(57期) |
| 國村美留莉(118期) | 國村洋(80期) |
| 後閑信一(65期) | 後閑百合亜(102期) |
| 坂本貴史(94期) | 坂本勉(57期) |
| 菅田壱道(91期) | 菅田彰人(47期) |
| 取鳥雄吾(107期) | 取鳥敬一(69期) |
| 中川 勝貴(109期) | 中川博文(61期) |
| 布居翼(109期) | 布居寛幸(72期) |
| 望月嘉人(123期) | 望月裕一郎(65期) |
| 渡邉雅也(117期) | 渡邉晴智(73期) |
まとめ
親子で活躍する競輪選手を紹介しました。
現在、S班で活躍するトップ選手から、息が長くA級で走り続ける選手まで、親子選手の多さに驚きます。
2000人以上の選手を抱える大企業であり、寿命の長いスポーツならではの現象ですね。ファン歴が長くなれば、血のロマンも出てくる競輪。これからも見逃せません。
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モト(ギャンラブ管理人)
元・大手新聞社スポーツ記者。競輪・競艇の現場取材・編集に従事後、独立してメディア運営を開始。実践経験と現場知識をもとに、競輪初心者にもわかりやすい情報を発信中。


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